コモディティの比率を下げて、現金を確保しはじめました。
現在自分のポートフォリオでは、「株: 国債・現金:コモディティ」の比率を「6:1:3」にしています。
以前に自分のポートフォリオを書きましたので、詳しくはこちらをどうぞ
ですが、この比率の中でコモディティをいくつか売却して現金を確保することにしました。
なぜ比率を変えるのか
比率を変える理由は、「アメリカドルの上昇とインフレ率の向上に備えるためです。」
現在アメリカのインフレ率が向上しています。
5%というのは、かなり高く、リーマンショックからの回復期ぐらいの水準だそうです。
こういうインフレが上昇しているときは、株価があがります。
なので、株価があがるのでコモディティを売却して株式を買うというローテーションが起こります。
次にドルの上昇です。
現在USドルの価格が上昇しています。(直近1週間ですね)
歴史的にみると、「ドルの価格と金の価格は逆相関する」そうです。
要は、ドルが上がれば金の価格が下がる。ドルが下がれば金の価格があがる。ということです。
実際金の価格は下がっています。
最近下がり気味ですね。
なので、コモディティの比率を下げます。
いつかはテーパリング(利上げ)をする
先ほど上に書いた、インフレ率の急上昇やドルの価格の上昇はアメリカFRB(中央銀行)も認識しています。
なので、どこかのタイミングで必ず利上げを行います。
FRBの使命は「価格の安定化」です。
パンデミックの不況からの回復のためにたくさん買ったETFを売却したり、金利をあげたりして世に出回ったお金の供給量を下げて価格を安定させる動きをします。
そうなると、株式市場はどうなるかというと、株価は当然下がるでしょう。また国債の価格はあがり、ドルの価格の減少によって金の価格が上がるというのが自分の予想です。
なので、テーパリングの動きが起きそうになったら株式も売却してポートフォリオを縮小する予定にしております。
できた現金をどうするのか
とはいえ、まだテーパリングは現時点ではしないと予想しています。
FRBはテーパリングをはじめる直前にちょいちょいメディアなどで「テーパリングするかも〜」みたいな発言をしはじめるそうです。
それがまだ全然出てきてません。理由は失業率が完全に戻っていないからだと言われています。
なので、コモディティを売却してできた現金は短期投資として株式にいれて数日〜数ヶ月ホールドして売却していく予定です。
実際にテーパリングが始まったら?
実際にテーパリングが始まったら株式が下がるので、残してある現金を担保に空売りをする予定にしています。