「チ。―地球の運動について―」が面白すぎたので紹介する
(読んだ直後の熱のまま書きます)
8巻完結のこの漫画が面白すぎたので紹介します。
気になった方は読んでみてもいいかもしれません。全巻買って5000円くらいでした。
あらすじ
あらすじを自分なりに一言で表すと「天動説が世界的に、宗教的に強く信じられていたときに地動説を言い出した人たちの話」です
キリスト教の聖書としては「天動説」がかかれています。ですが、空の星や金星などを観察し続けた人が「やっぱり地球の方がうごいてるじゃね?」って考えた人がどうやって生き抜くかが描かれています。
地動説を唱えればキリスト教徒に「異端児」として扱われ処刑されます。
処刑を回避するために嘘をつく人、自分の信念を貫いて拷問や処刑を受け入れる人、天動説の証明に人生をかけた人など、実際にこの時代にこういう人がいただろうなと思えるようなでした。
深読みする
この漫画で作者は何を言いたかったんだろうと考えると「新しい仮説とそれを断固として許さない人々」の比較を表現されています。
問題や題材は違えど、これは現代でも通ずる話で仮説の証明に人生をかけてきた人に「その仮説から間違ってる」と言われると怒るのもの当然だと思いますし、「仮説が間違ってる」と考える人も同じく怒るでしょう。
そうやってTwitterなどのSNSで議論が巻き起こってお互いの正義がぶつかり合いどれだけ正しい証拠を並べても間違ってる方は絶対に間違ってることを認めません。
そうやってSNSで怒ってる人が生まれてしまうんだなと思いました。
学び
歴史は常に繰り返すし、技術が発展しようが人間の心理は対して変わらないし、個人の悩みなんてちっぽけで歴史的に繰り返しているということを学びました。
やはり読書をして歴史から学ぶということは大切だなと思いました。